2011年08月04日

80-人は何度やりそこなっても…

今日は、3号館で「プチ就職ラリー」が行われました。
「就職ラリー」は、学校をあげて行われる就職対策のひとつです。

全教師が面接官となって教室に待機し、
学生たちは履歴書を準備して、
いろんな先生の面接試験を受けるのです。
まったく授業を見てもらったこともない先生に面接をしてもらうので、
学生たちの緊張は、私たちの予想以上のようです。

就職ラリーは、毎年1月に1年生対象に行われるのですが、
今回は3号館+就職課の企画で、今年初めての試み。
パソコンビジネスコース2年生限定で、
就職活動真っただ中の学生たちが参加しました。

私は、見学をさせてもらって、各教室に写真を撮りに行きました。
(よしえ先生は、ホームルームで学生に面接指導をしていたので
 写真が撮れませんでした。ごめんなさい!)

個人面談を待つ間、ホールで待機する学生がいました。

一生懸命に履歴書に書いたことを思い出したりしています。
もう、背中を見るだけでも緊張感と不安感が伝わってきます。

待機している学生何人かに声をかけてみました。
小さな声で、私が
「頑張ってね、大丈夫だからね」と、肩をたたくと、
笑顔になりながらも、震えている学生もいます。
緊張するのは一生懸命な証拠、真面目な証拠です。
それはそれで、いいことです。

前半は集団面接、後半は個人面接です。


面接がひととおり終わるとアドバイスの時間。
学生たちは一生懸命にメモを取っています。


アドバイスと言っても、ただ一方的に話すわけではありません。
学生の話を聴く時間も大事にしています。


ゆっくりアドバイスをした後は、履歴書を返しながら、
「頑張ってね!」
「ありがとうございました!」

…すがすがしい瞬間です。

先生たちのアドバイスにも熱が入ります。





私は、今回初めて、先生たちのアドバイスを聞いたのですが、
感動してしまいました。

ものすごく一生懸命に学生のことを考えているんです。
だから、言葉一つ一つにも、とても気を使っているんですね。
「○○はダメ」なんて、絶対に言いません。

アドバイスをする時は、
「こうしたほうが、さらに良くなるんじゃないかな?」
「こうすると、もう少しリラックスして話しができて、
 ○○さんのいいところを、もっと出せるかもしれないよ」
という感じですし、

一方的に先生の意見を押し付けるんじゃなくて、
「○○さんは、自分でどう思う? どうしたらいいと思う?」
…なんて、学生自身に考えさせるような話をしたり…。

そして、もちろん、褒める言葉もたくさん耳にしました。

「○○さん、こんなに字がきれいなんだから…」
「○○さん、そんなにいくつものことを一生懸命にやって、
 本当に頑張ったんだね」
「これだけきちんと話せれば、大丈夫だから」
「就職も出会いだからね、
 きっと、必ず、○○さんを採用したいっていう会社に出会えるから…」

そんな話をする時の先生方の笑顔、とっても素敵でした。
そして、学生への愛情をたくさん感じました。






先生たちが、目の前の一人の学生を本当によく見つめていて、
「なんとか自信をつけてもらおう」、
「なんとか前向きに進んでもらおう」という気持ちが伝わってきて、
私は秘かにジーン…と、涙ぐんでしまいました。
先生たちの気持ちが嬉しくて、ありがたくて…。
(まさか、ここで泣くとは自分でも予想外でビックリしました!)

3号館ホールには、こんな言葉が掲げてあります。


 人は何度やりそこなっても
 「もういっぺん」の勇気を失わなければ
 かならずものになる

今日のイベントにぴったりです。
今回のプチ就職ラリーに参加した学生の中には、
いくつもの就職試験を受けたのに、
なかなか思うような結果が出ていない子もいます。
でも、この言葉を思い出して頑張ってほしいですね。

今日は、先生たちの学生への思いに
改めて感動させてもらいました。勉強になりました!
先生たち、本当にありがとう!  


Posted by 美恵先生 at 17:59Comments(0)先生
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