2013年04月08日

221-1年で2番目にいい日…1

4/5(金)、上田市民会館にて入学式が行われました。

今年は例年より桜も早く、上田城櫓門前のしだれ桜も満開。
私達の入学を祝ってくれているようです。
221-1年で2番目にいい日…1

受付が始まりました。
221-1年で2番目にいい日…1
221-1年で2番目にいい日…1
221-1年で2番目にいい日…1
緊張している新入生達も、先生達の笑顔にホッとした表情になっています。

式が始まりました。
221-1年で2番目にいい日…1

まずは「新入生呼名」。
新入生全員の名前を一人一人呼びます。
呼ばれた学生は「ハイ!」という返事とともに立ち上がります。
221-1年で2番目にいい日…1

今年の新入生数は298名、ウエジョビ始まって以来の最高人数。
在校生数は全部で398名となり、ウエジョビ史上2番目の人数です。

少子化のこの時代にあって、
こんなにたくさんの学生さんに集まってもらえるなんて
本当に嬉しいことです。

式辞が始まりました。
221-1年で2番目にいい日…1


…ところで、入学生のみなさんが出願の時に書かれた「志望動機」から、
二人ほど紹介したいと思います。

「貴校の「幸せになるため」に3つの約束に取り組んでいるという方針に
 とても感動し
 私もこの学校に通って変わりたい、変わる努力をしたいと思いました。
「幸せになるため」の勉強を一生懸命し、
 そして幸せな生涯を送れるように小さなことから大きなことまですべて、
 全力で取り組んでいきたいと思います。」

「私が貴校を志望した理由は、自分自身が大きく変わりたいと思ったからです。
今までやる気のなかった人が貴校に入り変わったという話を聞きました。
私も将来目指している仕事に誇りを持てるようになりたい、
貴校で頑張りたい、変わりたいと思いました。」

…こんな志望動機だったのですが、
二人とも「変わりたい」と書いています。

きっと、同じように「変わりたい」と思って
ウエジョビに入学してくる学生がたくさんいることでしょう。

入学というこのタイミング、
環境が変わり、友達も変わり、先生も変わります。
ちょうど「今までの自分」から「新しい自分」へと生まれ変わるチャンスです。

それでは、変わるためには何をしたらよいのでしょうか。
まず大事なことは「覚悟」だと思います。
入学式とは「未来への覚悟」を表明する場です。
今までとは違う自分になるんだ、この場所で頑張るんだという
覚悟を決めてください。

そして次は「決意」です。
何か一つでもいいので、具体的に、今までの自分とは違う
「新しい良い習慣」を身につけようと決めてください。

たとえば「笑顔で自分からあいさつしよう」
「寝る前に必ず机の上を片付けよう」
「1日15分は、授業の復習をしよう」
「毎朝5:30に起きよう」など、なんでもいいと思います。

みなさんの先輩たちの中にも、
「駐車場から学校まで毎朝ゴミ拾いをしながら登校する」とか
「クラスメートが登校する前に、机を拭いてホワイトボードをきれいにする」
と決めて、毎日やり続けた素晴らしい学生がいました。

決意をしたら、次は「行動」です。
自分で決めたことをしっかり行動することで、
きっと昨日の自分よりも確実に成長しているはずです。

たとえば、昨日よりも1%成長したとしましょう。
昨日1だった自分が、今日は1.01になるんですね。
わずか1%かもしれませんが、
これを365日繰り返していくと、1.01の365乗になりますよね。
実際に計算してみると、なんと、37.38にもなるんですね。
もともとは1だったものが、37倍にもなるんです。
小さなことでも積み重ねていくと、やがて大きな力になるということです。

そして最後、一番大事なことは、「継続」です。
何か話を聞いていいと思った人が100人いたとすると、
実際に行動を起こすのは10人、
続けるのはわずか1人と聴いたことがあります。

ぜひ皆さんには、愚直に続ける、
100人のうちの1人になってほしいと思います。
「続けることができた」という「自信」は
予想以上に自分を変えてくれるはずです。

ちょうど1か月前、この場所で卒業式が行われました。
建築学科の守屋幸平君という学生が「答辞」を読んでくれたのですが、
守屋君は、3つの約束「あいさつ・そうじ・素直」に真摯に取り組むともに、
積極的に表にも出て行ったりと行動力あふれる学生でした。

卒業生261名の代表として「答辞」を読むくらいですから、
どれだけ周りから信頼され、尊敬されていたたが想像できると思います。
そんな守屋君ですが、答辞の中に、こんな言葉がありました。


「…思い返すと、高校までの私は何事にも無関心で、
決して勉強熱心とは言えない学生でした。
もし困難なことが目の前に現れたら、
すぐにあきらめてしまうような人間だったように思います。
私は「できなかった」のではなく、
単に「やらなかった」だけなのかもしれません。」


と。
…私は、この言葉を聞いてとてもびっくりしました。
あの守屋君が、高校時代は、そんな学生だったなんて…。

守屋君は、自身の入学式の時に先輩からいただいた
「スポンジのような心で、すべてを吸収してください」
という言葉を素直に受け止め、
先生やクラスメートからいろんなことを吸収しようと頑張っていたんですね。
だからこそ、2年間でガラッと変われたのだと思います。

彼は、答辞の中で

「自分に自信が持てるようになりました」
「自分の中の「マイナス」だと感じていた部分を
 「プラス」に変えることができました」

と語っていました。

人はいつからでも生まれ変わることができるんですね。

「自分を変えたい」という思いで入学してきた新入生の皆さん、
ぜひ、自分が変わるための4つのキーワード、
「覚悟、決意、行動、継続」を忘れず、
スポンジのような心ですべてを吸収し、
大きな自信をつけて卒業できるよう、頑張ってください。



----------

私自身が、一番大切だと思うことであり、
大切だとわかっているのになかなかできないことを
お話させていただきました。

学生達に話しながら、
「私も、学生達と一緒に頑張らなきゃ!」と思っています。

私自身、実は「続けること」が苦手です。

でも、昨年、仲間と一緒にあることに取り組んで
2ヶ月間、毎日続けた結果、目標を達成することができたのです。

これは、自分でも予想外に大きな自信となりました。
だから…そんな感覚を学生達にも持ってもらえたら嬉しいなと思います。

飯田史彦先生の言葉にこんな言葉があります。

----------

 何かを変えることによって
 何かが始まるんだ

 やってみないと
 その結果は誰にもわからないんだ

 何の意味があるのと
 問われても答えられない

 きっと
 先で意味はわかると思う


----------

…まさにこの感覚ですね。
ウエジョビに入学した学生達が
とにかく何かを決意して続けてくれたら
きっと、いつか
その意味がわかる日が来るでしょう。

…そんなことを思いながら
お話させていただきました。

(続きます)

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ヒダカズのココロの授業 比田井通信編
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Posted by 美恵先生 at 20:44│Comments(0)学校行事
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