2011年10月17日

122-「ココロの授業」への思い3

さて、第3回ココロの授業講演会に、
特別ゲストとして、西川つかさ先生が来てくださることになり、

「せっかく西川先生がきてくださるんだから、
 どうせなら、たくさんの方に聴いていただきたい!」

という思いで、計画を始めました。
今までの「ココロの授業講演会」は、
ウエジョビ内で行っていましたが、
あの教室では、普通に机+イスでは頑張っても130席。
イスのみとすれば、250席くらいはできそうですが、
あの部屋にそんなにたくさんの方に入っていただくのも
申し訳ありません…。

そこで、いつもウエジョビが卒業式で使用している
「上田市文化会館」を会場にすることに決めました。
ここなら500人の方に聴いていただくことができます。

今までは、ウエジョビ内で開催していたので、
費用もそれほどかかりませんでしたが、
今度は、大きなホールを借りて、
著名な先生にお話していただくので、
当り前ですが、会場費、講演料、交通費、etc…と
大きなお金がかかってくることになります。

それでも、当時校長の佐藤勲は
費用に関して、全く苦にする様子はありませんでした。

「いいお話を地元の人たちにも聴いてもらって、
 気持ちよく帰ってもらえれば、それでいいんだから。」

本当にありがたいことです。
そんな言葉を聞いたら、
「一人でも多くの人に話を聴いてもらわなくちゃ!」と
俄然張り切る気持ちが出てきました。

たくさんの人に聴いてもらうために
いろんな作戦(?)を考えました。

今までの「ココロの授業講演会」に来て下さるのは、
メルマガの読者の方がほとんどで、
しかも、県外の方が多かったのです。
大体、半数以上は県外の方でしたね。

もちろん、遠くからわざわざ来て下さるのは
とってもとってもありがたいのですが、
「地元の人にも聴いてほしい!」という思いが
強くなってきていたのは事実です。

…ちなみに、今では、
「ウエジョビの比田井」と言えば、地元では、

「あぁ、あのFM長野で番組をやっている…」
「有名な先生がいるんですよね、私も本、読みましたよ~」
「知り合いの息子さんが通ってました~」
「いつも、いい講演会を企画してくださるんですよね!」などと、

初対面でも、私たちのことを知っている方が多くて、
とても話しやすいのですが、
当時はまったく違いました。

まだ書籍「私が一番受けたいココロの授業」も出版されていませんでした。
書籍になる前の「私が一番受けたい授業」の冊子が
無料で配られていた頃です。当時、それでも1万部ほどは
出ていた頃でしょうか。
(↓冊子と、読者から送られてきたお手紙の、ごく一部です)
122-「ココロの授業」への思い3

比田井先生もほとんど「講演」をしていなかった時代です。

講演会に来てもらうためには、
西川さんの本を読んでいただくこと、
そして私たちの無料冊子を読んでいただくことが一番と思った私は、
書店さんにお願いに行くことにしました。

まさに「飛び込み営業」です。

お願いしたのは、

 1.「ひまわりのかっちゃん」を販売してほしい
 2.ポスター、チラシの協力
 3.「私が一番受けたい授業」を
   「ご自由にお持ち下さい」で置いてほしい

の3点でした。

ところが…
まず1番目からつまづいてしまいました。
毎日、200冊もの新刊が出版されている中で、
限られたスペースの中に置かれる本というのは、
どの店も思考をこらしているんですね。

売れるあてもないのに、
「本を入荷する」というのは
なかなか難しい事なのです。

それに、本当にスペースが限られているので、
「ひまわりのかっちゃん」の書籍の近くに、
チラシを置くとか、無料冊子を置くとかいう事も
かなり厳しいということがわかりました。

難色を示す書店さんが多かったのですが、
それでも、
「書籍の取り寄せはしておきます」
「小さいポスター1枚くらいなら…」と
協力をしてくださるお店もありました。

いきなりの飛び込み営業ですから、
私も緊張している中で、
一つでもお願いを聞いていただけると
本当に嬉しかったことを憶えています。

「私が一番受けたい授業」の冊子は、
実は、この時点で書籍化が決まっていたので、
それも併せて話をしていました。

「書籍化される」とお伝えすると、
店員さんも「へぇ~!」という感じで
興味を持ってくださって、
「それなら、10冊くらい置いてみましょうか」などと
言ってくださる方が多かったのです。

でも、中には、
そのことをお話しても、
冊子を一瞥しただけで、
「そんな、自費出版とかじゃ、書店に流通しないし…」
と言われ、
自費出版じゃないとお伝えしても、
「売れる補償もありませんしね…」
という感じで、
まったく取り合ってくださらないお店もありました。

そんな風に言われ、凹み気味で行った次のお店…。
なんと、とても気持ちよく全面協力を約束してくださったんです。
即答でした。

「いいお話を聞いたり、いい本を読んだりするのはとてもいいことだから…」
「地元のために、講演会を開いてくださるなんてありがたい…」
「ウチの店は応援しますよ」

…涙が出るほどありがたかったです!
以来、ウエジョビで講演会をする時には、
必ずこのお店に書籍販売で来ていただいています。

ウエジョビ主催で講演会を行うと、
なぜか、他の講演会に比べて書籍の売上が
ものすごく高いらしいのです。
(きっと、お話に感動してくださる方が多いのでしょう)

そんな噂を聞きつけてか、
最近は「今度講演会をする時は、ぜひ本の販売をさせてください」
と言ってこられる書店さんもいるのですが、
もう、私は決めています。
上田で行う、ウエジョビ主催の講演会では、
かならずこの書店さんに来ていただくのです。

あの、全面協力をその場で約束してくださった時の感動は
今でも憶えているのです。

まったく無名の私からのお願いで、
どんな講演会になるかもわからない状態の時に、
ただただ、私の「思い」をうなずきながら、聴いてくださって
「協力しますよ」と言ってくださった
あの温かさは忘れられません。
(今も思い出して、ジーンときちゃいました)

ちなみに、その書店さんとは、
「平安堂上田しおだ野店」さんです。
11月23日の講演会でも、
もちろん書籍販売をしていただきます。

さて、この回の話、
まだまだ長くなりそうです。^^;


同じカテゴリー(学校行事)の記事画像
224-始業式「人は才能ではなく努力で輝くんです」
223-始業式「挑戦の年」
222-1年で2番目にいい日…2
221-1年で2番目にいい日…1
220-1年で一番いい日…4
219-一年で一番いい日…3
同じカテゴリー(学校行事)の記事
 224-始業式「人は才能ではなく努力で輝くんです」 (2013-04-16 17:21)
 223-始業式「挑戦の年」 (2013-04-10 17:52)
 222-1年で2番目にいい日…2 (2013-04-09 18:25)
 221-1年で2番目にいい日…1 (2013-04-08 20:44)
 220-1年で一番いい日…4 (2013-04-01 21:08)
 219-一年で一番いい日…3 (2013-03-25 21:02)

Posted by 美恵先生 at 15:57│Comments(2)学校行事
この記事へのコメント
美恵先生!
平安堂上田しおだ野店さん、アタクシ、感動しました(ToT)
11/23、奇跡的にお休み取れたので行きます!
またお会いできるのを楽しみにしています!!
今度は友達と・・・!
Posted by 野田市の石井あっこ at 2011年10月17日 18:14
あっこさん

でしょでしょ!
もう、涙モノでした…。

その時に温かい言葉をかけてくださったのは
店長の戸塚さん。

いつもウエジョビに販売に来て下さっている
戸塚さんのお父様です。

戸塚さんのあり方、本当に勉強になりました。
ご縁に感謝です。
Posted by 美恵先生 at 2011年10月22日 12:01
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

私が書いています!
このブログは上田情報ビジネス専門学校【ウエジョビ】の校長、比田井美恵がお届けしています!
下の「フォローする」ボタンを押していただくと、Facebookで発信している情報をみなさんのニュースフィードにお届けします!
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 60人
過去記事
QRコード
QRCODE