2012年12月11日
207-ふじようちえん訪問記1
先日、建築学科インテリア住環境コースの学生達と一緒に、
東京のふじようちえんを見学させていただきました。
ふじようちえんは、あのデザイナーの佐藤可士和さんがプロデュースし、
建築家の手塚貴晴・手塚由比夫妻が設計された
素晴らしい園舎のもと、600名の園児達が通う幼稚園です。
NHKのプロフェッショナルや、その他
たくさんの建築誌や雑誌にも取り上げられていて、
注目度の高い建物です。
ネットで検索してみると、たくさんのサイトがヒットしました。
中でもこのサイトは、詳しく書かれていた
ふじようちえんと宮崎駿
今回、比田井先生の心の友、石田敦志さんに作っていただいたご縁で
特別に学生達が見学させていただくことができました。
(石田さん、加藤園長先生、ありがとうございます!)
ふじようちえんと言えば、何と言っても
「屋根の上で遊ぶことができる!」が思い浮かびます。
見てください、この写真!
ドーナツ型の園舎の屋上は、こんなに広々していて、
走ったり、自由に遊んだりすることができるんですよ!

下の階から見るとこんな感じ。

屋根の上には、大きなケヤキが出ています。
園舎を建てる時にあったケヤキそのまま活かして
園舎の一部にしてしまっているのですね。

屋根からケヤキの根元をのぞいてみました。

子どもたちはこのネットに入って遊ぶそうです。
階下の教室も見えます。
子どもたちは上履きを使いません。裸足です。
床は、無垢木材フローリング。
足の裏で、木の心地よさを感じていることでしょう。
気持ちいいんですよね~。

教室には仕切りがありません。
ドアもみんな引き戸で、思いっきり開放することができます。
「引き戸だと、すき間風が入って寒いんじゃないですか?」
なんて聞かれることもあるそうですが、
加藤先生はこうおっしゃっていました。
「すきま風があった方がいいんですよ。
すきま風があるから、ちゃんと閉めなきゃ寒いってみんな感じるし、
ちゃんと閉めない子がいると、別の子が行って閉めてくれたりする。
それを見て、それまできちんと閉めることができなかった子も
閉めるようになったりするんです。
物事をきちんとするクセづけをしたいんです」
…ふじようちえんは、どこをとっても
加藤先生の思いがこめられています。
すべてに理由があるんです。
例えば、園庭はわざとデコボコにしてあります。
最近は、どこに行っても平らで子供がなかなか転ばないそうですが…
転ぶことを知らずに大きくなっていくと、
いざ転んだ時に、手が出ない(手をついて体を守ることができない)
子どもが増えているそうです。
だから、転ぶことが大事だと、
わざわざデコボコの園庭にしてあるんですって。
写真の左側は職員室。職員室もオープンなんです。

職員室は、「田舎の民家」がイメージだとおっしゃっていました。
広々していて、情報が行き渡るようにしてあって開放的で、
誰でもスッと入れそうな雰囲気でした。
物理的にも、情報的にも
まさに「風通しが良い」感じが伝わってきました。
学生たちもメモをとりながら真剣に聴いています。


園庭には「ツリーハウス」が建っていました。

建物の中心には大きな木が生えています!
中から見るとこんな感じです!

ワクワクしますね!
続きます。
東京のふじようちえんを見学させていただきました。
ふじようちえんは、あのデザイナーの佐藤可士和さんがプロデュースし、
建築家の手塚貴晴・手塚由比夫妻が設計された
素晴らしい園舎のもと、600名の園児達が通う幼稚園です。
NHKのプロフェッショナルや、その他
たくさんの建築誌や雑誌にも取り上げられていて、
注目度の高い建物です。
ネットで検索してみると、たくさんのサイトがヒットしました。
中でもこのサイトは、詳しく書かれていた
ふじようちえんと宮崎駿
今回、比田井先生の心の友、石田敦志さんに作っていただいたご縁で
特別に学生達が見学させていただくことができました。
(石田さん、加藤園長先生、ありがとうございます!)
ふじようちえんと言えば、何と言っても
「屋根の上で遊ぶことができる!」が思い浮かびます。
見てください、この写真!
ドーナツ型の園舎の屋上は、こんなに広々していて、
走ったり、自由に遊んだりすることができるんですよ!

下の階から見るとこんな感じ。

屋根の上には、大きなケヤキが出ています。
園舎を建てる時にあったケヤキそのまま活かして
園舎の一部にしてしまっているのですね。

屋根からケヤキの根元をのぞいてみました。

子どもたちはこのネットに入って遊ぶそうです。
階下の教室も見えます。
子どもたちは上履きを使いません。裸足です。
床は、無垢木材フローリング。
足の裏で、木の心地よさを感じていることでしょう。
気持ちいいんですよね~。

教室には仕切りがありません。
ドアもみんな引き戸で、思いっきり開放することができます。
「引き戸だと、すき間風が入って寒いんじゃないですか?」
なんて聞かれることもあるそうですが、
加藤先生はこうおっしゃっていました。
「すきま風があった方がいいんですよ。
すきま風があるから、ちゃんと閉めなきゃ寒いってみんな感じるし、
ちゃんと閉めない子がいると、別の子が行って閉めてくれたりする。
それを見て、それまできちんと閉めることができなかった子も
閉めるようになったりするんです。
物事をきちんとするクセづけをしたいんです」
…ふじようちえんは、どこをとっても
加藤先生の思いがこめられています。
すべてに理由があるんです。
例えば、園庭はわざとデコボコにしてあります。
最近は、どこに行っても平らで子供がなかなか転ばないそうですが…
転ぶことを知らずに大きくなっていくと、
いざ転んだ時に、手が出ない(手をついて体を守ることができない)
子どもが増えているそうです。
だから、転ぶことが大事だと、
わざわざデコボコの園庭にしてあるんですって。
写真の左側は職員室。職員室もオープンなんです。

職員室は、「田舎の民家」がイメージだとおっしゃっていました。
広々していて、情報が行き渡るようにしてあって開放的で、
誰でもスッと入れそうな雰囲気でした。
物理的にも、情報的にも
まさに「風通しが良い」感じが伝わってきました。
学生たちもメモをとりながら真剣に聴いています。


園庭には「ツリーハウス」が建っていました。

建物の中心には大きな木が生えています!
中から見るとこんな感じです!

ワクワクしますね!
続きます。
224-始業式「人は才能ではなく努力で輝くんです」
223-始業式「挑戦の年」
222-1年で2番目にいい日…2
221-1年で2番目にいい日…1
220-1年で一番いい日…4
219-一年で一番いい日…3
223-始業式「挑戦の年」
222-1年で2番目にいい日…2
221-1年で2番目にいい日…1
220-1年で一番いい日…4
219-一年で一番いい日…3
Posted by 美恵先生 at 16:56│Comments(0)
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