2012年10月09日

199-クラス訪問12【甘利組】

2号館最後の訪問は、
建築学科インテリア住環境コース1年、甘利先生のクラスです。

朝のショートホームルームからお邪魔しました。
199-クラス訪問12【甘利組】

みんなちゃんとメモをとる準備をして真剣に話を聴いています。
199-クラス訪問12【甘利組】

いい姿勢ですね。
199-クラス訪問12【甘利組】

特に先生が「メモしておくように」なんて言わなくても、
ポイントだと思ったところは、各自メモをしています。
199-クラス訪問12【甘利組】

この「積極的にメモをとる姿勢」、大事ですよね~!
社会人になってからも、メモの取り方ひとつで、
その仕事に対してどれだけ真摯に取り組んでいるか、
どれだけ誠実に話を聴こうとしているかがわかりますもの!^^

教室にはいろんなものが貼ってありました。
クラスの約束。
199-クラス訪問12【甘利組】
どれも素敵な約束ですね!

それからこれは、入学してしばらくしてから行った
丸山先生のビジネスマナーの授業でのグループワーク。
「あなたがもしも社長だったら、どんな人を採用したいと思いますか?」
というテーマでグループで話し合い、発表したとか。
199-クラス訪問12【甘利組】

どういう人間が社会から必要とされるのかをじっくり考えることは、
自分の卒業後の「働く姿」をイメージすることにつながったはずです。

そういうイメージを持ちながら学びを進めるのと
そうでないのとでは、「あり方」が全く違いますね!
素晴らしい課題だと思います!

それから…さすが建築学科、インテリア住環境コース。
教室内には、いろんな建築関連の資料がたくさん。

木造住宅の模型や
199-クラス訪問12【甘利組】

カーペットの見本。
199-クラス訪問12【甘利組】

フローリングや壁の見本、
199-クラス訪問12【甘利組】

イスのデザインポスターなど。
199-クラス訪問12【甘利組】

これはなんだかわかりますか~?
199-クラス訪問12【甘利組】

↓ こうなるんですよ~!
199-クラス訪問12【甘利組】
釘などを使わずに、木と木をつなげる「継手」の種類の模型ですね。
卒業生が作ったものだとか。

著名な建築士の言葉もあります。
199-クラス訪問12【甘利組】
「人間にとって 最も大切なものの一つは 建築だ。
 それは 人間の心の あり方を写す」
…いいですねぇ~!

建築は「技術・知識」だけでなく、「心」が大事なんですね。
担任の先生の思いが伝わってきますね。

他にも、建築関係の雑誌や書籍もたくさんありました。

このホームルーム、
きっと、建築の分野に興味のある学生にとっては
ものすごくワクワクする空間でしょう。

こういう環境があるからこそ、
入学前は建築の勉強をしたことのなかった学生でも、
ドンドン建築に対する思いを高めていくんでしょうね。

このコースの学生は、入学してしばらくすると
街を歩く時の見る目が変わるそうです。

屋根の形や、インテリアや、照明や、街並みなど、
ありとあらゆるものが、急に興味深くなるんですね。
全てが建築に結びつきますから。

そして、本当に建築の分野にのめり込んでいくようです。

バイト代を貯めて、わざわざ遠くの建築物を見に行ったり、

卒業研究で「ここに私の建築物を建てる」と仮定した場所に
何十回も足を運んで…
季節ごとの光や風の違いを肌で感じ、
時間帯による自然の違いを知るために
夜明け前や夕方など、いろんな時間に訪れてみたり…

特に先生から「こうしなさい」と言われたわけでもないのに、
積極的に行動するようになるんです。

学生たちは、建築という学びをしていることや、
建築に携わる人間を目指して頑張っていることに
誇りを持っているように感じられます。

そんな風に学生たちが変わる理由として、
こういう環境があることに加えて、
「ウエジョビの建築学科の熱い先生たち」が挙げられるでしょう。

丸山先生、甘利先生はじめ
非常勤の先生方も、
建築士事務所を開いている素晴らしい先生方です。

そして何よりも
「建築を熱く語る」先生たちばかりなんですね。
199-クラス訪問12【甘利組】

だから、学生たちも自然と建築に興味を持ち、
あんな素晴らしい大人になりたいと
…先生たちにあこがれを抱きながら、頑張るのでしょうね。
目の前に、目標とする人がいるからこそ、頑張れるのでしょうね。
素晴らしいです!


甘利先生は、職員朝礼で活用している冊子「職場の教養」から
ひとつの話をみんなにしていました。

「Sさんは上司に頼まれて、事務用品を発注しました。
 ところが業者から、
 『あいにくその商品は品切れです。
  カタログから別の商品を選んでいただけますか』と言われてしまいました。」

…と、途中まで読んで、学生たちに質問しました。

「みなさんがSさんの立場ならどうしますか?」
199-クラス訪問12【甘利組】

一人一人答えていきます。
199-クラス訪問12【甘利組】
199-クラス訪問12【甘利組】
199-クラス訪問12【甘利組】

ほとんどの学生が
「上司に報告して指示をあおぐ」でした。

そこで甘利先生は続きを読みました。
199-クラス訪問12【甘利組】

Sさんは、
業者からの答えをそのまま上司に報告したところ
「業者の答えをそのまま伝えるのなら、小学生でもできる。
 君の仕事は別の商品をリストアップし、私に提示することだ」
と言われました。
指示された仕事を指示どおりにこなすのではなく、
その先の仕事を読む「考える力」を養いましょう、

というお話だったのです。

みんな、「なるほどぉ~」という顔をして
うなずきながらメモを取っていました。
確かにそうですね。

そして、こうやって、学生たちに
「社会人になったら」「社会人として」…と、
先を考えさせるようなことを、
いつも伝えてくださっている甘利先生に
感謝の気持ちでいっぱいでした。

こんな風にいつも伝えてくださっているからこそ、
就職が悪いと思われがちな建築業界でも、
このコースの学生たちは、ちゃんと就職していくんですね。

実は昨年も、一昨年も、このコースが「就職率100%」の一番乗りでした。
しかも毎年、建築業界を志望しない1~2名の学生を除いて
ちゃんと全員が建築関連の仕事に正社員として採用されているんですよ!
これは、はっきり言って「自慢」です!(o^-^o)

最後にみんなで記念写真。
いい笑顔ですね! 特に、甘利先生の嬉しそうな笑顔が素敵です!
199-クラス訪問12【甘利組】

このクラスの学生たちは、ものすごく「表情がいい」のです。

甘利先生の話に対して、みんなが
うなずいたり、笑顔になったり、真剣な目をしたりするんですね。
これは「心を開いている」からこそだと思います。

長野県民(特に東北信地方)は、一般的に
「人の話を聞く時に、真面目であまり反応がない」と言われています。
大人の女性はそうでもありませんが、
特に高校生~20代くらいの男性たちは、
特にその傾向が顕著だそうです。

(これは、全国で講演をしている比田井先生も言っていました)

その中にあって、この反応、この表情…光りますね~!

もしも、採用試験の会場で、会社の説明をしている時に、
こんな姿勢で人の話を真剣に聴き、メモを取り、
こんな表情で反応してくれたら。。。

私が人事の担当者なら、まちがいなく
密かに、この学生をチェックします。

きっと、多少筆記試験が悪かったとしても、
まずは面接試験までコマを進めさせることでしょう。


実は、私は最初、この教室に入った時に
ものすごく「空気がいい」のを感じました。

うまく表現できないのですが。。。
入ったときに挨拶してくれたみんなのさわやかな笑顔が
形式的ではなく、心からの笑顔だと思えたからなのかもしれません。
「雰囲気がいい」だけでなく「空気がいい」と感じたのですね。
こんな感覚は、初めてでした。

甘利先生のクラス訪問の間中、
ずっとその理由を考えていたのですが、

きっと、
彼らの「表情がいい」ことに加えて、
その根底にある「建築を学んでいる誇り、楽しさ」が
伝わってきたからだと思います。
そういう「あり方」は、ちゃんと伝わってくるんですね!

この学生達はまだ1年生。
今後の活躍が楽しみです! 期待してますよ!(o^-^o)


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