2021年05月10日

「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。

明後日は2年ぶりの「ココロの授業講演会」、
今年は第16回目となります。

ゲストは今やテレビに雑誌に引っ張りだこの
海洋冒険家、白石康次郎さんです。

今回、いろんな方に言われました。

「よく、白石さん呼べたね~!!」

…確かにそうです。
多忙な中、ウエジョビに来てくださるなんて
本当にありがたいです。

しかも、一般の方が参加可能な講演会は
ヴァンデグローブ完走後、これが初めて!

ふと、白石さんとの歴史を振り返ってみました。

白石さんと副校長の比田井先生が出会ったのは
2010年4月。11年前ですね。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。
二人とも若いですねぇ~!!

比田井先生は一瞬で白石さんのとりこになり、
以来、なんどもお会いし、
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。

何度もウエジョビにお越しいただきました。

最初の大きな講演会は2012年。
第8回ココロの授業講演会。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。

比田井先生も、白石さんに講演をしてもらえるのが
嬉しくて嬉しくて仕方なかったようですね!
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。

校長室で、書いていただいた色紙。
あれからもう9年が経つんですね。
今も私の正面に飾ってあります。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。

講演会、素晴らしかったです。
もう、老若男女問わず、みんなか白石さんの
人柄にグッと心をわしづかみにされているのがよくわかりました。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。
まだ、サントミューゼができる前ですね。
上田市民会館で行いました。

「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。


学生にも何度も話してもらいました。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。

こんな話もしてくださいました。

----------------
 なぜ先生や上司が厳しい事を言うかってことですが、
 厳しいからって、愛情がないわけじゃないんだよ。
 優しいからって、愛情があるんですか?
 みんながいずれ出て行く社会は厳しいんですよ。

 僕だって、ヨットで世界一周をしましたけど、
 海の世界は、もっと厳しいんですよ。
 人間が作ったものじゃないんだから。

 だからよく言われますよ。
 「大変でしょ」って。

 大丈夫ですよ。
 楽なこと、しに行ってるんじゃないから。

 勉強だってそうですよね。
 君たち、ここ(ウエジョビ)に、何をしに来てるの?
 楽をしに来てるわけじゃないでしょ。

 辛くて当然ですよ。

 僕もよく少林寺で相手と殴りあったりするんだけど、
 「痛い」って言う人がいるんだよね。
 当り前でしょ。
 痛い事しに来てるんだから。

 僕は水産高校で、本当に厳しく教えられたから
 それにすごく感謝してるの。
 でも、最近は、厳しく教えてくれるところがないよね。
 だから、そう言う意味では
 君たち、本当にかわいそうだね。

 なんで厳しく教えなきゃいけないかと言うと
 厳しいからなんですね。

 君たちがこれから生涯にわたって
 順風満帆でいることはないです。

 苦しい事もあるでしょう。
 辛い事もあるでしょう。
 泣きたくなるようなこともあるでしょう。
 人から悪口言われることもあるでしょう。
 予期せぬ出来事もあるでしょう。
 
 あるんだよ。
 それを君たちは乗り越えなくちゃいけないの。
 
 津波が来ました。
 堤防の高さの問題ですか?
 違う。逃げなかったから。
 なぜその人が逃げなかったかが問題。

 東日本大震災で津波が来て、
 全員助かった小学校がありました。
 なんで助かったと思う?
 いつも逃げてたんです。
 その時だけ逃げたんじゃないんです。
 ここに注目してほしいんです。

 1年前も、大津波警報が出ました。
 その前にも出たことがあります。

 で、結果どうだったかというと、
 ちょぼちょぼだったんです。
 津波は来なかった。

 でも、この小学校の子供たちはその時も
 みんな逃げていたんですね。
 
 その先生言ってました。
 「いつも我々逃げています。
  でも、いつも誰も来ていなかったです」
 
 だからその学校は、
 この間の大震災の時も、いつものように逃げたんです。

 だから助かったんですよ。
 いつも逃げていたからこそ、助かったんです。

 有事の際に、練習以上のことはできないよ。
 試合だってそうでしょ。
 緊張して、普段の力、だせないでしょ。
 練習以上のこと、普段以上のことはできないんですよ。

 君たちは今、訓練の最中にあるのね。
 比田井先生達からいろんなこと教わって、
 将来直面するであろう
 いろんな出来事を乗り越えていかなきゃいけないの。

 そのための勉強なんだね。
 そりゃ苦しいよ。
 苦しい事をしに来ているんだから。
 それでいいんですよ。
 厳しさからでないと学べないんですよ。

「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。


…う~ん…唸ってしまいます。
やっぱり、白石さんの言葉は深いです。
心に刺さります。

今回も白石さんの話を
学生たちに聴かせられるのが嬉しくてたまりません!

さて、白石さんと比田井先生、ウエジョビとのつながり、
明日に続きます。

■■第16回ココロの授業講演会■■■

ゲスト:白石康次郎氏
日 時:2021.5.12(水)12:30~16:0
    (開場:12:00)
    第1部 比田井和孝 講演
    第2部 白石康次郎氏 講演
    第3部 白石康次郎氏×比田井和孝 対談
会 場:上田市サントミューゼ大ホール 
定 員:450名(長野県在住者限定)
    ※後日「WEB配信」をします。
   Web配信は、県外の方でもお申込みいただけます。

予 約:下記申込フォームよりご予約下さい

5/12(水)「第16回ココロの授業講演会」白石康次郎 申込
「厳しい=愛がない」「優しい=愛がある」じゃない。



Posted by 美恵先生 at 22:53│Comments(0)
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