2020年07月27日
みなさまのおかげで幸せな人生でした その2
3回シリーズでお届けしています。
その1を読んでいない方はまずはこちらから。
みなさまのおかげで幸せな人生でした その1
●俺と結婚するなら、バイクの後ろに乗れ!
佐藤がこれだけバリバリ働けたのも、
昌子という伴侶がいたからこそ。
昭和35年に知人の紹介で昌子に出会った佐藤は、
「俺と結婚するなら、仕事を辞めて学校を手伝え。
それでいいならバイクの後ろに乗れ!」
とプロポーズ。
当時、中学の教師をしていた昌子は思わず飛び乗り、
知り合ってからわずか2か月後に結婚。
何をするにも「即断・即行動」がモットーの
佐藤らしい馴れ初めです。
昌子はせっかちな佐藤に必死でついていきました。
佐藤が高校回りの間は
教頭として学校を守り、
妻として家事や健康管理をし、
49年間きっちり学校を勤め上げました。
昌子が認知症となり介護施設に入ってからも、
同室に新しい患者さんが入院してくれば
「今日は入学式があったのよ」
と嬉しそうに言い、
大きな声を出して騒ぐ患者さんがいれば、
「あの方の担任は誰かしら。
何か不安を抱えているようだから、
相談にのってあげなくちゃ」と気遣うなど、
昌子はやっぱり
いつまでも「昌子先生」のままでした。
●昌子には苦労させた。どこにも連れていけなかった
佐藤は、
昌子が介護施設に入ってからの10数年、
口癖のように言っていました。
「俺はやりたいように生きてきたから満足だ。
でも昌子には本当に苦労させた。
どこにも連れていってやれなかったことが
唯一の心残りだ」 と。
佐藤は毎日欠かさず介護施設に通っては
昌子の手を握り、
「苦労させたな」と優しいまなざしで話しかけていました。
●佐藤だったからこそ生まれた「ココロの授業」
ウエジョビと言えば
「比田井和孝」「ココロの授業」を
連想する方も多いでしょう。
今や、書籍「ココロの授業」はシリーズ30万部、
FM長野「ヒダカズのココロの授業」は
12年目を迎えています。
しかし、実はこれは
佐藤の元だったからこそ生まれたもの。
佐藤が損得ではなく、
学生の幸せを考え、
比田井を信じて任せたからこその結果です。
「みんなに喜んでもらえるのなら」と、
出版のきっかけとなった冊子
「私が一番受けたい授業」を
何百万円もかけて無料で配布したり、
ココロの授業講演会を
無料で開催したりしたのも、
すべては佐藤の一言から始まったのです。
●ウエジョビは二人の人生そのものでした
佐藤は、資産ゼロの状態から
私財を投じて、
土地、校舎、パソコン等、
学びの環境を整えてきましたが、
一昨年、
それらをすべて
「学校法人上田佐藤学園」に寄付して法人化しました。
寄付ですから
もちろん「無償」です。
これは、佐藤が「私財を増やすこと」ではなく
「よりよい教育を続けること」を
目的としてきたからこそ実現できたこと。
私は、佐藤の生き方から
「お金はいくら稼ぐかではなく、
何に使うのか、
何のために使うのかが大事だ」
ということを教えてもらいました。
「モノ」に固執せず、
「あり方」を大切にしてきた佐藤を、
私は心から尊敬しています。
続きます。
その1を読んでいない方はまずはこちらから。
みなさまのおかげで幸せな人生でした その1
●俺と結婚するなら、バイクの後ろに乗れ!
佐藤がこれだけバリバリ働けたのも、
昌子という伴侶がいたからこそ。
昭和35年に知人の紹介で昌子に出会った佐藤は、
「俺と結婚するなら、仕事を辞めて学校を手伝え。
それでいいならバイクの後ろに乗れ!」
とプロポーズ。
当時、中学の教師をしていた昌子は思わず飛び乗り、
知り合ってからわずか2か月後に結婚。
何をするにも「即断・即行動」がモットーの
佐藤らしい馴れ初めです。
昌子はせっかちな佐藤に必死でついていきました。
佐藤が高校回りの間は
教頭として学校を守り、
妻として家事や健康管理をし、
49年間きっちり学校を勤め上げました。
昌子が認知症となり介護施設に入ってからも、
同室に新しい患者さんが入院してくれば
「今日は入学式があったのよ」
と嬉しそうに言い、
大きな声を出して騒ぐ患者さんがいれば、
「あの方の担任は誰かしら。
何か不安を抱えているようだから、
相談にのってあげなくちゃ」と気遣うなど、
昌子はやっぱり
いつまでも「昌子先生」のままでした。
●昌子には苦労させた。どこにも連れていけなかった
佐藤は、
昌子が介護施設に入ってからの10数年、
口癖のように言っていました。
「俺はやりたいように生きてきたから満足だ。
でも昌子には本当に苦労させた。
どこにも連れていってやれなかったことが
唯一の心残りだ」 と。
佐藤は毎日欠かさず介護施設に通っては
昌子の手を握り、
「苦労させたな」と優しいまなざしで話しかけていました。
●佐藤だったからこそ生まれた「ココロの授業」
ウエジョビと言えば
「比田井和孝」「ココロの授業」を
連想する方も多いでしょう。
今や、書籍「ココロの授業」はシリーズ30万部、
FM長野「ヒダカズのココロの授業」は
12年目を迎えています。
しかし、実はこれは
佐藤の元だったからこそ生まれたもの。
佐藤が損得ではなく、
学生の幸せを考え、
比田井を信じて任せたからこその結果です。
「みんなに喜んでもらえるのなら」と、
出版のきっかけとなった冊子
「私が一番受けたい授業」を
何百万円もかけて無料で配布したり、
ココロの授業講演会を
無料で開催したりしたのも、
すべては佐藤の一言から始まったのです。
●ウエジョビは二人の人生そのものでした
佐藤は、資産ゼロの状態から
私財を投じて、
土地、校舎、パソコン等、
学びの環境を整えてきましたが、
一昨年、
それらをすべて
「学校法人上田佐藤学園」に寄付して法人化しました。
寄付ですから
もちろん「無償」です。
これは、佐藤が「私財を増やすこと」ではなく
「よりよい教育を続けること」を
目的としてきたからこそ実現できたこと。
私は、佐藤の生き方から
「お金はいくら稼ぐかではなく、
何に使うのか、
何のために使うのかが大事だ」
ということを教えてもらいました。
「モノ」に固執せず、
「あり方」を大切にしてきた佐藤を、
私は心から尊敬しています。
続きます。
Posted by 美恵先生 at 19:51│Comments(0)
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