コロナ休校。

例年だと４月、入学式後に学生たちが
ボランティアゴミ拾いをしながら上田城に行き
お花見をして写真を撮る、というのが
お約束だったのですが

↓3年前の写真です。


今年はそれもできませんでした。

始業式の時に、こんなお話をさせていただきました。

「社会も心も不安定な今だからこそ、
　心の軸を作ることが大切です。

　心の軸を作るために大切なことが３つあります。
　(中略)

　二つ目は「変わらないものに気づいて感謝すること」です…」


「変わらないもの」としてさらに３つ、挙げたのですが
そのうちの一つは「自然」です。

東日本大震災…2011.3.11の時…
無力感と切ない気持ちでいっぱいだった頃…
一か月ほどして咲いた
桜の花にものすごく救われたことを憶えています。

あぁ、人間の世界がどうであれ、
花は、そんなこと関係なく…
だれも見ていなくても
ちゃんと自分の進むべき道を
坦々と歩んでいるんだよなぁ…と。

ものすごく勇気づけられたんです。

だから、お花見に行けなくても
道端に咲いている小さな花にでも
目を留めてほしい、足を止めてほしい
…なんてお話をしたんです。

私も今年は…お花見に行けなかったのですが、
矢野先生が上田城の桜の写真を撮ってきてくれました。



キレイですね。(*^-^*)
これは４月上旬の写真なので、
今はもう散ってしまったかもしれませんが…。

↓今の様子
UCVライブカメラ

今は、本当にたくさんのお花が咲きだす時期ですよね。
私の実家にも、姉が可愛がってくれている
お花たちが咲きだしたようです。^^



お花って、心が安らぎますよね。
ホッとしますよね。

学生たちにも、登校中、
音楽を聴いたり
スマホを見たりしているんじゃなくて

鳥の声に耳をすませたり、
春の風のにおいを感じたり、
足元のお花に目を留めたりしてほしいなと…
そんな風に思っています。

人が作ったモノだけでなく
自然が作り出したものの尊さに
気づける人は、
感性が磨かれて
心が豊かになっていくんだと
思います。

さて、ウエジョビの受付周辺は
いつもかわいらしいものが飾ってあります。

受付の先生たちが
丁寧に飾り付けてくれているんです。
カウンターには桜のお花！


お花見をしているウサギや猫もいます。

そして、今年初めから飾ってあるのが
ネズミの置物。


これは、鳥取県の福本弘文先生が
手作りしてくださったものなんですよ！
技術の先生で…何十回も試作を重ねて
完成したものだとか。


すごい技術ですよね！

いろんな隊形にできるので、
今度受付に来たら、いろいろ試してみてくださいね！


今、この記事を書くに当たって
福本先生のFacebookを見にいったら、
とっても素敵な詩があったので、
写真をお借りして掲載させていただきます。


　おだやかに 谷川俊太郎

　追い求めると
　楽しみには哀しみしか残らない
　甘えると
　苦しみはいつまでもうずく

　失うもののないこころには
　喜びが流れこんでくる

　怒りが閉ざす
　こころを閉ざす
　うぬぼれがしばる
　こころをしばる

　おだやかにあれ　こころよ
　のびやかに　しなやかに　はれやかに


今のこのタイミングで
この詩に出会えたことに感謝です。
心に染みます…。

そして、玄関にはこちら！


これは、他の校舎の入り口にも
飾ってあります。

林あきたまさんの作品。

力強くて、とっても素敵な作品です！^^


あぁ～！　早く学生たちが来ないかな～。

やっぱり、学校って学生が主役なんですよね…

…なんて当たり前のことだけど、
改めて感じています。

そうは言っても、嘆いても仕方ありません。

今、自分にできることを考えて
やるしかありません。

学生たちが来た時のために
私もしっかりエネルギー充填中です！

みんなに会える日がホントに楽しみです！^^