2022年12月05日

「譲る人」「察する人」

12/2(金)は朝から曇っていました。
せっかく景色が美しい安曇野なのに、
山が全く見えなくて残念…。

きっとこの雲の下では雪が降っているんだろうな…と
思っていたのですが、
午後になったら雲も少なくなってきて、
山が見えてきました。
「譲る人」「察する人」
「譲る人」「察する人」

標高の高いところはやっぱり雪になっていたんですね。
雨だった所と雪だった所の差がくっきり。
「譲る人」「察する人」

少しずつ冬が迫ってきていることを感じます。


さて、田川高校での出来事です。

私は進路指導室への訪問を終え、
廊下を歩いていました。

階段を降りようとしたところ、
ちょうど上から下ってきた3名の女子生徒さんたちと
一緒になりました。

「こんにちは!」
「こんにちは!!!」

気持ちの良い挨拶を交わした後、

彼女たちの方が少し先だったので、
私が道を譲ろうと立ち止まると、

3人のうちの1人が私の動作に気づき、
小声で「あっ!」と言うと、歩みを止めました。

すると、残りの2人も察して
一緒に足を止めたのです。

そうです。
私に道を譲るために、
立ち止まってくれたのです。

彼女たちの方が先だったのに、
私が「学校に来たお客様」だということで、
わざわざ道を譲ってくれたのですね。

私は、びっくりして、
「私のために、譲ってくれたの!?」
と言うと、3人とも
照れくさそうに、コクリとうなずきました。

「こんなことしてくれる高校生、
 なかなかいないよ!
 ありがとう!
 すごいね、田川高校!!」

私の言葉に、3人が笑いました。
はにかんだ笑顔が素敵です!
私が男子高校生だったら
きっと恋に落ちています!!

彼女たちの、その心遣いと
自然な振る舞いに感動しました。

「道を譲る」「人の前を横切らない」って
とても大事なことです。

よく玄関でウエジョビの学生とすれ違うのですが
多くの学生が私に道を譲ってくれます。
担任の先生たちのしつけ、素晴らしいなぁと
ありがたく思っています。


そういえば
先日、ある催し物の会場を訪れました。
進行に伴い、私たちも移動し、会場のスタッフの方が
物を運んだり動かしたりしていたのですが…

そのスタッフの方たちは、
なぜか私達(お客様)の進路をさえぎることが
気にならないようで、
私が歩く直前を
スタッフの方が何度も…何人も横切りました。

そのたびに私たちは足を止めて道を譲ったのですが
スタッフの方は、遠慮する様子も、
会釈することもありませんでした。

わずか数時間の間に
何人ものスタッフに前を横切られ…
こんなことは何年ぶりだろう…と感じました。

絶対に前を横切るな、ということでも
お客だから、スタッフだから、ということでもなく、

こんな時には、お互い一瞬足を止め、
「どうぞ」「すみません」となれば
スムーズだし安全だと思うのです。

どうしても、横切らざるを得ない時には、
小声で「前を失礼します」
「ありがとうございます」など言えば
お互い気持ちが良いのではないでしょうか。


ずいぶん前の話ですが、以前の職場に
「道を譲る達人」がいました。

その職場は、ところどころ通路が狭く、
一人しか通れない箇所があります。

でも、そこで私は人とぶつかりそうになったり、
人が通るのを待っていたりしたことがありませんでした。

ところが、「達人」が異動になり
新人が入って来てから変わりました。

その新人と狭い通路でかち合うようになり、
お互い「あっ」と譲ることが増えたのです。
それまでは、そんな風にかち合うことさえなかったのに…。

そこでやっと気づきました。
「達人」は、周りの人に気づかれないように
早くに察して
静かに道を譲ってくれていたのだと。

さり気なく…相手にわからないように
道をゆずってくれていたのですね。

今度は私が先に察して譲らないといけないなと痛感しました。
私も「譲れる人」になりたいです。


ウエジョビの書籍にも出てくる
島根県の合宿型自動車教習所、
Mランドでも譲ることの大切さを教えています。

Mランドでは「止まれ」の標識が
こうなっています。
「譲る人」「察する人」

「止まる」のではなく、「道を譲る場所なんだよ」ということです。

相手に道を譲ることができる人は
相手の気持ちを察することができる人、
それがひいては交通事故をなくすことにつながる、
ということなんです。

Mランドのことは以前、こちらのブログにも書きました。
【たった2週間で人生が変わる教習所】
「譲る人」「察する人」



「譲れる人」「察する人」が増えれば
優しい世界になりますね。

ウエジョビからそんな人をたくさん送り出したいです。
そのためはまずは自分からですね!^^

↓こちらもよろしくお願いします!
■ヒダカズのココロの授業 比田井通信編
情報が多すぎると人は自己決定できなくなる
「譲る人」「察する人」




Posted by 美恵先生 at 08:00│Comments(0)
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