職員研修で南三陸に行ってきました!

美恵先生

2017年01月14日 18:00

昨年末、職員研修で南三陸町に行ってきました。

ここに至るまでにはいろんな思いと葛藤がありました。

2011年3月の東日本大震災以来、
私は、ずっと心のどこかに
「無力感」と「後ろめたさ」を抱えていました。

震災後、被災地のために
自分が行動したことがあまりにも少なくて…。
自分があまりにも無力で…。

もちろん、義援金などはしましたが、
ボランティアで現地に行くこともせず…
被災地の現場を見たこともなく…

(仙台、郡山、福島には行きましたが、
 いわゆる「震災の爪痕」は目にしていませんでした)

私は、何のお役にも立てていない、
…という気持ちがあったのです。

しかも、毎年入学式で講演をしてくださる
佐藤芳直さんの事務所は仙台で、
毎年、震災のことをお話ししてくださいます。

自分の役割を果たすことが復興につながる


さらに、
私たちの仕事は
公務員や建築、医療、ビジネス・情報等に関わる学生たちを
社会に送り出すこと。

たくさんの卒業生が
警察・消防・自衛官・市町村職員・医療スタッフ等…
災害があった時に最前線で活躍する現場で働いています。

そんな学生たちに、「何のために働くのか」を
伝え続けている私たちが、
実際の現場に足を踏み入れていなくて
生きた指導ができるのだろうか…?

…という思いがありました。

そこで、昨年5月、私は比田井先生と一緒に、
思い切って南三陸に行ってみたのです。

その時に感じました。

「現場に行かなければわからないことがたくさんある」
「一刻も早く、ウエジョビの先生達を連れて来たい!
 そして、『心』で感じてほしい!」と。

そんな経緯があって
年度の途中に急遽計画をはじめ、
今回、ウエジョビ始まって以来初めて、
遠方に泊りがけで出かけての
「職員研修旅行」となったのです。

事前学習をし、
新幹線で仙台に向けて出発!


仙台駅に降り立ったときには
震災の気配をまったく感じることができませんでした。

しかし、
南三陸に向かうバスから外を見ると、
風景からどんどん色がなくなっていくのを感じました。

土、枯草、工事現場…。




茶色ばかりです…。

そんな中、初めに訪れたのは
南三陸さんさん商店街。


これは、2012年に復興を担う地元の事業者32店が出店し、
仮設商店街としてオープンしたものです。
(※南三陸さんさん商店街は、昨年末で営業終了となり、
 この3月より道の駅で新規オープンすることが決まっています)






ここでお昼。私たちは、
楽しみにしていた「南三陸キラキラいくら丼」をいただきました!



これがですね、
めちゃくちゃおいしかったんですよ~!!


もう、いくらが大粒で、ひとつひとつがしっかりしていて
味付けも最高!!
大満足の私たちでした!

お店の中には
天皇様、皇后様のお写真も飾ってありました。


素敵な笑顔ですね。
南三陸のみなさんはどれほど嬉しかったことでしょうか…。
きっと、勇気づけられたことでしょうね。

続きます。